目次

業者発言(概要)

  1. 装置の科学的根拠について
    • 業者社長「(今の段階で根拠・理論は)ない」
    • 業者知人「この装置はエントロビーを減少させる」
  2. 装置の効果について
    • 業者社長「(効果を)1年で見ちゃまずい」「(10年経つと効果が)分かる」
  3. 装置の構造について
    • 装置の実機を見た業者社長は「外国製のニセモノ」「本物との違いは見てもわからない」と主張した

業者発言を読み解く

  1. 装置の科学的根拠について
    • 業者の宣伝では「水のクラスタ」「水の自由電子」などの専門用語が多用されているが、これらが実証されたことはないと社長自らが認めたことになる
    • 業者は2019年ごろから「この装置はエントロビーを減少させる」と主張しているが、これが事実なら熱力学の根本が覆る大発見である。しかし、どのように確認したのか明言されたことはないし、物理学者が本装置に興味を持ち実験したという話も聞かない
  2. 装置の効果について
    • 業者の宣伝では「数週間で鉄分値が劇的に下がった」「パイプの閉塞率が劇的に下がった」と主張しているが、番組内で「1年で見ちゃまずい」と主張したことは矛盾するように思われる
    • 「10年経過しないと効果が出ないものを、なぜ返金は1年目だけなのか?」という質問に対し、業者の回答は「10年後の検証だと10年後までお金が入ってこない」など的外れであった。ビジネスモデルの根幹部分が不明瞭に思われる
  3. 装置の構造について
    • 業者社長は「大学教員の持ち込んだ装置はニセモノ」と断じたが、本物との違いを質問されて「ビスがついていない」としか回答しなかった
    • ビスは大学教員が外しただけなので「ニセモノ」は社長が見てもわからないほど本物に近いと言える
    • 持ち込まれた装置は「ステンレス筐体に樹脂と磁石しか入っていない」という簡素なものであった。すなわち「本物」の装置には制御装置や調整機構などは入っておらず、筐体内の「磁石」のみが装置の実態であると言える
    • 本装置は「電磁波収束体を備えた装置」として地方自治体に納入されている例もあるが、特許の図版と異なるものを納入していることは契約違反ではないかとの疑念を拭えない

実機を元に作図

発言抜粋(装置の科学的根拠)

発言抜粋(装置の効果)

発言抜粋(装置の構造)

特許書類より引用(彩色は筆者)

(一同)へぇーーーー