浦安市議会(13)

千葉県浦安市の令和5年第2回定例会において防錆装置(NMRパイプテクター)に対する13回目の一般質問が行われました(2023年6月27日(火))。

浦安市では2つの施設にNMRパイプテクターを設置していました。そのうち1箇所では「装置の科学的根拠が明かされない」として購入を中止し、装置を撤去しています。
もう1箇所はサビの測定値が安定せず、改善の目標値が業界の自主基準を満たしていないなど、撤去が当然に思えますが、市側は撤去を拒み、装置の検品や効果測定についても「必要ない」といった口調で検証自体を拒んでいる状態です。
「一度成立した購入予算を撤回する」というイレギュラーな事態が起きてしまったのですから、市側は通常以上に「導入の妥当性」を示す責任があると思います。

議員

件名3。ウェーブ101設置済みパイプテクターについて。
これ毎回やってますけども、これは市側はウェーブ101の機械の原理ですね。
どういうものと認識しているのか?
要するにちょうど1年前6月の末に文化会館に実験的に設置していたものを2台取り払ったんですけども、その機械とは原理は違うと市側は認識しているのか。
あるいはまったく同じものでサイズだけが違うという認識なのかお答えください。

生涯学習部長

市民プラザに設置しました製品につきましては、大きさが異なるものの文化会館で実証実験を行った製品と同等のものと認識しております。以上です。

議員

そうしましたらば、文化会館に入れるといって令和2年度2000万近い予算を組んで、結局私が議会で取り上げて令和2年度を見送って、繰り越し予算にして、最終的には令和3年度を入れないという。
その理由というのはこの機械の証明が現在どこかの大学で今調査中だと。
それは結果が出ないから市は見送るんだという、ちゃんとした理由を議場で言っていただいております。
そうしますとウェーブにあるのを同じ機械だと、ウェーブにあるのもまだ検査中というか調査中で結果が証明されていないんですよね。
それでもそのままですってほっといていいんですか

生涯学習部長

実証実験。文化会館で行いました実証実験ですが、そちらの方で数値がよくなったということで、また、あと近隣であるとか導入事例等々を鑑みて市民プラザの方の導入を決めたところです。
実証実験に当たってはどういった数値が出るのかというところも含めてやらせていただいたところなんですけれども、市民プラザにつきましてはやはりその延命化が数値がよくなったことによって延命化が図れるということの判断をしたところから導入に至ったところです。以上です

議員

同じことの繰り返しになるんですけれども。市民プラザに入れるときに工事屋さんからこんなの入れていいんですかという指摘が受けてますよね?
これ、公文書で出てきていますよ。ところが市側は「よろしいです」の一言で何ら調査もせず。あのとき真面目に調査しておれば非常に問題があるということがわかったんですよ。
あの段階でも既に市側は調査を怠って入れてしまった。
それでお伺いしますけれども、一旦契約して入れてしまったものは、後でちょっと疑問が出ても、もうそれを覆すことというのは行政はできないものなんですか?

生涯学習部長

一度契約工事で市民プラザの場合は入れさせていただいた経緯がございます。
工事の内容はいろいろ検討の結果こういったものを入れようとか、こういった工事にしていこうというふうな確定事項でございますので、その後導入したものについて工事の期間内で変更していくということはなかったものと認識しているところです。以上です

議員

私が聞いているのは、当時入れるときは市側のミスで・・・これもミスですよ。きちっと調査しなかった。入れてしまった。
調べれば、普通だったら、問題あるというのがわかったのに。
それを怠ったのがために入れてしまった。お金ももう支払い済みであると。
一回入れたものは後で遡って、ああこれちょっと問題であると気がついても先方と交渉することは法律上できないんですか?ということなんです

生涯学習部長

市といたしましては、公共事業における杭とかサッシ、こういった特別な発注物については製造現場で確認させていただいているところです。
ただパイプテクターもそうですけれども、こういったものは製品として販売されているものでございます。
ご質問のパイプテクターにつきましてもこれまでと同様に「設置証明書兼製品保証書」こちらが提出されておりますのでそちらの方で確認をとっているところでございます。以上です

議員

この議場で何度も私提案しているんですけれども、現地見に行ってくださいよ。
作っている現地。

ある市長・・・元というんですか。地方のある市長はこれを、浦安なんてもんじゃない、もっと大々的に億単位で入れる予定で計画していました。
ところが市の職員さんから・・・理系に強い職員さんがいらしたんですよ。
こんな原理ありえないと言われて。それではって言うんでわざわざ見に来たんですよ。
現地見せてくれと。作っている現場を見せてくれと。
図面どおりにできているかどうか見せてくれ。
見せてくれなかったと。

だから契約をしませんでしたと、私は元市長さんに昨年春、直接会ってお話を聞いてきました。
だから私は何度も議場でお願いしているんですよ。見に行ってくださいよと。
ある地方の市長さんは、元市長さんは、わざわざ来て責任を持っているわけですよ。市民に対して億単位のものを買うから。
それで見せてくださいと言ったら見せてくれない。現地確認させないものも、それは契約できるわけないじゃないですか。
真っ当な市長だったんですよ。
だから私は浦安もやってくださいと。見せてくれて図面どおりのもの、図面どおり分解したら磁石しか入っていなかったという動画も流れているものなんですよこれは。
だからちゃんと、ご自分の目で見に行く、確認する、その義務があるんじゃないんですか、ということなんです。
行かない理由を言ってください。通告してありますから

生涯学習部長

先ほど来繰り返しになりますが、市としましては、公共事業における杭やサッシなどの個別発注生産品。こちらにつきましては製造現場で検査を実施し、仕様どおりの製品であるかどうか確認を行っております。
けれども、これら以外のものにつきましてはこれまでも製品保証書等で確認を行ってきたところです。
御質問のパイプテクターにつきましても、これまでと同様設置証明書兼製品保証書が提出されておりますので、現在のところ製造現場での確認は考えておりません。

議員

これは浦安だけの問題じゃないんですよ。
市内のあるマンションでこういう事例が出てきています。
読み上げますよ。
「今年度総会議案書として配られました、当団地に導入することを推薦できないと結論づけられたnmrパイプテクターの返金交渉については、当団地単独で返金交渉を行うことは困難であるとの結論から、同じ課題を抱える浦安市等の状況を見ながら返金 交渉を行うよう引き継ぎを行いました」と
これ議案書ですよ。今年度総会議案書の。
浦安だけの問題じゃないんですよ。浦安がどうふうに動くか、ウェーブで注目されているんですよ。責任ある対応すべきだと私は言っているんですよ。いかがですか。

生涯学習部長

浦安が市民プラザに導入しておりますけれども、それは実際には事実です。
市民プラザの数値結果等々も公表されているところです。
今後市内でのマンションである導入等々もあるということでの、今の議員からの御質問がありましたけれども、個々・・・やはりマンションが浦安を注目しているというところは考えの中に入れておきますけれども。
浦安としては、市民プラザから撤去する、または市民プラザの導入についての変更は今後考えていないところです。以上です。

議員

これ同社のホームページに載っている。最初のページに載っているんですよ。
これ、ここクリックするとポーンと市民プラザが出てくるんですけれども、困るんですよねこういうの。
(時間切れのため議長によって質疑終了)